幼少期における読書・作文の重要性
日本は今、不透明な時代の中にあり、従来のような「いくつかの中から1つの正解を選ぶ」というような方法では対処しきれなくなっています。そこで求められるのは、これまで経験したことのない問題を、自分の力と頭を頼りに解決していく能力です。
近年話題になっている公立中高一貫校で目指すものは正にこれです。リーダーシップを発揮し、人生や仕事の諸問題を自分自身で解決でき、将来日本を引っ張って行ける人材の育成を目標のひとつとしています。
公立中高一貫では「読む、考える、書く」という教育の基本を特に重視しています。その中で作文は「考える力や、表現力をみる」ことに最適です。
作文は単に文を作るものではなく、自分の考えや思いを文字で表現することです。ですから自分の考えが無ければ成立しません。自分の考えを持つには多くの人の考え方・生き方・行動の仕方を学べる読書が最適です。
作文の基本を身につけるには、とにかく考え書くことです。毎日自分の身の回りで怒る出来事や読書から得られる自分の考えを文章にまとめる習慣をつけることです。また、相手にわかりやすく、正確に伝えることも大切です。起承転結や序論・本論・結論など論理的な文章の書き方に慣れることが大切です。
ブループラネット 柄谷 精一